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「人間の歌声でなければ聴く価値がない」という旧来の価値観を打破し、「合成された歌声がメインボーカルの楽曲を積極的に楽しむ文化」が世界で初めて日本に誕生した。 後藤真孝(産業技術総合研究所) なぜ自分の声が相手(初音ミク)に届かないとわかって…
ユリイカが初音ミクを特集することに、それほど違和感はない。 ガルシアマルケスも鬼束ちひろもハルヒもゾンビも、 ユリイカの手にかかれば、高尚な議論の題材となる。 初音ミクは、むしろユリイカ向きの題材だとさえ言えよう。 さて中身であるが、アイドル…
「初音ミク」は「歌」を育てるソフトだ、と思う。(中略)「初音ミク」は、初音ミクというキャラクタを育てるソフトなのだ、という捉え方もできる。 細馬宏通/コミュニケーション論 『ユリイカ』(08年12月)「歌を育てたカナリアのために」 「萌え」の…
初音ミクの記号性というのは、生身の人間だから持っている良さ、逆に言えば、生身の人間が持たざるを得ない良さを全部排除した存在なんです。そこが受け入れられたのだと思います。 佐々木渉/クリプトンフューチャーズ サウンドデータベース開発 『ユリイカ…
www.ohtabooks.com 初音ミクについて解説された書籍で、いちばん「まとまった」一冊。 だいたいのことはこれで理解できよう。 装丁も鈴木成一デザイン室と、気合が入っている。 基本的には時系列に「初音ミク」を知ることができる。 DTMの登場 CDを買って聞…