PSVRの『初音ミク FutureLive』は現存するミクの究極兵器だ
PSVR、欲しい欲しいと思いながら、入手できずに1年が過ぎた。
最近では、やや当初の物欲が失せ、冷静に考えると高い買い物だから、
もういいか、と思っていたのだが、
新宿にある期間限定アミューズメントパークVRゾーンに行き、
「やっぱり欲しい」と思っていたところにアマゾンで1台在庫があったので、
ええい、と買ってしまった。
ソフトは、もちろん初音ミク一択(笑)
よりライブ感が味わえる『FutureLive』と、音ゲーの『ProjectDiva』。
ブログ主は、あまり迷わず『FutureLive』を購入。
決め手は2つで、音ゲーに興味がない(上手くもない)し、単に鑑賞したい派だからということと、あと、よりライブ感を味わえるから。
唯一『ProjectDiva』に惹かれた点は圧倒的な曲数だが、まあ、先の2つの決め手が上回った。
で、鑑賞してみた感想なのだが、これはヤヴァイ。
存在感が半端ない。というか、理論上でも、そこに実際に「存在している」と言ってしまっていいのでは。初音ミクを所有するのに、これ以上の方法は、マジでホログラフしかないと思う。
ステージの上で真正面から見ると、今までブルーレイで散々みて来たはずのミクさんを、全然見れていなかったことがわかる。
例えばネイル。爪の色もグリーンだった。
あと、くっきり二重(笑)。
最初、緑の眉の下にもう一つ眉があるのかと不思議に思った二重まぶた。
もちろん、目の前で健気に熱唱する躍動感も素晴らしい。
ステージ上で動き回られると、たまに「ぶつかる」のだが、その時は思わず「あ、ごめんなさい!」と謝りそうになる。それくらい、近い。
ガヤも素敵。
観客席から見ると、サイリウムを持った客に囲まれるのだが、ただのドットだとわかりながら、なぜか親近感を抱いてしまうのだ。彼らが熱心に応援している姿は胸熱である。
このソフトからは、ひしひしとミク愛を感じる。
単に「初音ミクをVRで出せば、お前ら買うだろう?」という考えでリリースしたものではない。
製作陣が、自分たちに何ができるか、隅々まで考え抜いて、見るものを楽しませるために作ったソフトウエアであること間違いなしだ。
逆に、ここまで作られてしまうと、「ライブに行かなくてもいいや」と思う人さえ出てくるのではないか、と余計な心配をしてしまった。(だって理論上は、スクリーンに投影されているミクさんより、目の前のフルCGの方が、本物と言えそうだし・・・)
まあ、ライブにはもちろんライブの魅力があり続けるだろうが、少なくとも海外の外国人がライブに行けない悔しさを補填する役目は、十二分に果たせるはずだ。