初音ミク総研

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ニコニコ超会議でミクさんが中村獅童と共演するとのことの不安と期待

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ニコニコ超会議2016で、初音ミクが歌舞伎に挑戦するらしい。

まあ、ドワンゴの本社が歌舞伎座タワーにあるのだから、

いずれこういうコラボはあるんじゃないかと思っていたが、やや心配だ。

小説「千本桜」は読んでないのでどんな話かはしらないが、

ブログ主は、初音ミクの「千本桜」という曲は使い所が難しいと思ってる。

インパクトのある曲だが、そのぶん「なんじゃこれ?」と思われる率も高い。

もう少し一般の人にもなじみやすい曲があるのに、

千本桜を最初に聞いたためにボカロに対して「厨二病みたいな歌でしょ?」みたいな偏見を持たれかねない。

ただ、歌舞伎とコラボするのは悪いことだとは思わないし、

歌舞伎ならやっぱり千本桜が親和性が高いので、しょうがないかなと思う。

 

一方で期待もある。

今回、NTTの「kirali!」という最新音響技術が導入されるとのこと。

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こういう、日本の最新技術を初音ミクを使って実験&実証していくことは、

どんどんやってほしい。

いずれVRが普及すれば、遠隔地で臨場感あふれる音響を楽しむニーズは高まるだろうし、たとえば「マジカルミライ」を自宅で現地並みに楽しむこともできるようになるだろう。

もちろん、初音ミクに限らない用途でも有望な技術だ。

初音ミクがそうした技術実証の役に立てる、というのは、ミクフアンとして嬉しい。

 

また、今回の初音ミクと歌舞伎のコラボについて、一つだけ願いがある。

やるなら単なる話題作りでなく、真剣にやってほしい、ということ。

イーハトーブ交響曲」は、すごく真面目な取り組みだった。

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これが興行的に成功だったかどうかはさておき、

真剣に取り組み、初音ミクの社会的地位を向上させたことは疑いようがない。

願わくは、このような意義あるコラボであってほしい。