初音ミク総研

初級者のための解説や曲・DVDの紹介他。視聴専門だよ。

初音未来V4中文版でグローバル化のすごさを改めて思い知る

 

www.youtube.com

 

先月、ついにというか、中国語版初音ミク、もとい、初音未来が発売となった。

彼の国にももちろんフアンは多いわけで、あの10億人市場にミクさんがいよいよ本格参入することには、期待をせずにはおれない。

上の曲「初嵐」はDECO27兄貴の曲だが、中国生まれのPや曲が、新たなシーンを盛り上げてほしいものだ。

 

ちなみに初音未来は、ミクの音声を中国語に対応させただけでなく、イラストなどヴィジュアル面でも、ローカライズがきちんとされている。腕まわりなど、ところどころにチャイニーズテイストが入っているのだ。

これはグローバル化として非常に正しい。

かつて日本の企業は「俺たちはいいもの作るから、グダグダ言わずに買えよ」的な発想で、ローカライズを基本的に無視して大失敗した。その点、クリプトンフューチャーはわかってらっしゃる。現地のニーズに合わせたミク(未来)さんを、きちんとこしらえた。

 

ちなみに、「初嵐」の曲は、ラックスのCMソングとして使われてるとのこと、

https://www.weibo.com/1997748453/FiATbqpSC?type=comment

ヨーロッパ企業の商品を中国大陸で販売するのに、日本のミクさんが一役買う。

これをグローバル化と言わずして何というのか。

 

なんだよ、これで初音ミクのほとんどがわかっちまうじゃないかよ(感嘆)

bubble.songrium.jp

 

産業技術総合研究所首席研究員の後藤真孝氏の力作。

いや、すごいね。

こんなクールなプレーヤー、見たことないわ。

ミク初級者は、とりあえずこのプレーヤーで遊んでおけば、

歴史というか世界観というか、大体の「ミク」がわかってしまう。

このブログと大違いの、ほんまもんですわ。

 

PSVRの『初音ミク FutureLive』は現存するミクの究極兵器だ

www.youtube.com

 

PSVR、欲しい欲しいと思いながら、入手できずに1年が過ぎた。

最近では、やや当初の物欲が失せ、冷静に考えると高い買い物だから、

もういいか、と思っていたのだが、

新宿にある期間限定アミューズメントパークVRゾーンに行き、

「やっぱり欲しい」と思っていたところにアマゾンで1台在庫があったので、

ええい、と買ってしまった。

ソフトは、もちろん初音ミク一択(笑)

 

なおPSVRには初音ミク関連のソフトが2つある。

よりライブ感が味わえる『FutureLive』と、音ゲーの『ProjectDiva』。

ブログ主は、あまり迷わず『FutureLive』を購入。

決め手は2つで、音ゲーに興味がない(上手くもない)し、単に鑑賞したい派だからということと、あと、よりライブ感を味わえるから。

唯一『ProjectDiva』に惹かれた点は圧倒的な曲数だが、まあ、先の2つの決め手が上回った。

 

で、鑑賞してみた感想なのだが、これはヤヴァイ。

存在感が半端ない。というか、理論上でも、そこに実際に「存在している」と言ってしまっていいのでは。初音ミクを所有するのに、これ以上の方法は、マジでホログラフしかないと思う。

 

ステージの上で真正面から見ると、今までブルーレイで散々みて来たはずのミクさんを、全然見れていなかったことがわかる。

例えばネイル。爪の色もグリーンだった。

あと、くっきり二重(笑)。

最初、緑の眉の下にもう一つ眉があるのかと不思議に思った二重まぶた。

 

もちろん、目の前で健気に熱唱する躍動感も素晴らしい。

ステージ上で動き回られると、たまに「ぶつかる」のだが、その時は思わず「あ、ごめんなさい!」と謝りそうになる。それくらい、近い。

 

ガヤも素敵。

観客席から見ると、サイリウムを持った客に囲まれるのだが、ただのドットだとわかりながら、なぜか親近感を抱いてしまうのだ。彼らが熱心に応援している姿は胸熱である。

 

このソフトからは、ひしひしとミク愛を感じる。

単に「初音ミクをVRで出せば、お前ら買うだろう?」という考えでリリースしたものではない。

製作陣が、自分たちに何ができるか、隅々まで考え抜いて、見るものを楽しませるために作ったソフトウエアであること間違いなしだ。

 

逆に、ここまで作られてしまうと、「ライブに行かなくてもいいや」と思う人さえ出てくるのではないか、と余計な心配をしてしまった。(だって理論上は、スクリーンに投影されているミクさんより、目の前のフルCGの方が、本物と言えそうだし・・・)

まあ、ライブにはもちろんライブの魅力があり続けるだろうが、少なくとも海外の外国人がライブに行けない悔しさを補填する役目は、十二分に果たせるはずだ。

 

恐ろしい子

すげえ、ホログラフまであと一歩だ

www.youtube.com

 

これ、初音ミクのために生まれてきた技術だろ・・・

マジカルミライ2019あたりで、実験的にやってくれねえかなあ。

 

 

WowakaとDECO27の対談は必読

natalie.mu

 

もうすぐ初音ミク10周年記念。

その記念アルバム「Re:Start」も楽しみだが、

その前祝い的な対談を発見。

P界のレジェンド、WowakaとDECO27さんの対談。

いや、しびれた。

草創期にしのぎを削った二人が、今だから話せる話、そしてこれからの話。

ミクの歴史に、円熟味が帯びてきたのを、ひしひしと感じます。

未読の方は、ぜひ読んでみてください。

待望のまらしい新アルバムが9月発売なのでポチった

www.subcul-rise.jp

 

恥ずかしながら告白すると、ブログ主は10年ほどピアノを習っていた。

プロとか音大とかもちろんそんなレベルには全くかすりもしない、

ただの趣味レベル。

でもそんな縁で、ピアノは好きな楽器である。

リチャード・クレイダーマンな本格的なピアニストの曲は聞くことがなかったが、

坂本龍一久石譲の曲は好きだし、最近だと上原ひろみも好きだ。

 

ただ、彼らの曲は好きだけれど、彼らになりたいとは思ったことがない。

まらしいは違う。

私はまらしいの曲を聴いて、彼になりたいと思った。(絶対になれないけどね)

この曲を、あの次元で引けたら、どんなに最高な気分だろうか。

 

初音ミクフアンの方には説明はあまり不要だと思うが、

まらしいはボカロやアニメ曲などを中心に演奏薄ピアニストだ。

念のため一例を挙げておく。

www.youtube.com

 

先に述べた通りブログ主はピアノを弾ける人種の最下層にいるわけだが、

それでも断言できる。

この人の演奏技術は尋常ではない。

神に与えられた才能と圧倒的な譜面さらいの努力がなせる技だ。

 

そして、かつてならこのクラスの人がアニソンやボカロの曲を弾くことはなかった。

バッハやショパンを好み、決してテレビやネットで流れている曲には近づかなかった。

今もほとんどがそうだが、その中でまらしいは、そこにやってきたのだ。

 

中途半端な技量の演奏家がこれをやると、むしろ痛々しい。

気恥ずかしく「いやあ、小遣い稼ぎのためにやってます」みたいになる。

出来上がったものも、まあ、微妙になる。

演奏する方も、フアンの方も、どちらも「なんだかな」となる。

 

しかしまらしいレベルの演奏になると、ボカロフアンが感動するのは言わずもがな、

従来のピアノフアンでさえ、その完成度と技量は認めざるを得ないだろう。

こうした派生は、初音ミクの、初音ミクたる所以である。

 

逆に、まらしいにとっても、この時代に生を受けたことは僥倖だったのではないか。

彼が自分のオリジナル曲を作ったり、ピアニストとして大成するかはわからないが、

ボカロの演奏という誰もやらなかったジャンルを切り開いたことで世界的に有名になったことは事実だし、初音ミク登場前に彼が円熟期を迎えていたら、彼の人生も違ったものになっていたと思われる(その方が大成した可能性もあるけど)。

 

いずれにせよ、9月の発売が楽しみだ。

これまでiTunesで個別に何曲か購入して聴いていたが、まとまったアルバムは初めてなので(色々ごった煮のアルバムはあるけど)、買ったらヘビロテ間違いなしだ。

 

マジカルミライ2016は欠点のないBlu-Ray。買いですわ。

 

https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/91bJ8%2BfrtJL._SY445_.jpg

 

 

先に結論から言おう。

マジカルミライ2016のブルーレイ(DVD)は、

「買い」です。

ミクフアンにとっても、ミク初級者にとってもお勧めの、

誰でも楽しめる完成度の高いパッケージです。

 

ブログ主はコンサート会場に足を運んだことがない、

家庭内視聴専門家だが、

ひょっとしたら昨年の「2015」も、

会場のクオリティーは「2016」と同じだったかもしれない。

しかし、ブルーレイの出来に関して言えば、

「2015」は欠点が多く不満が募り、

「2016」はそれらが解消された秀作と断言できる。

 

「2015」との比較で述べると、格段によくなったのはカメラワークである。

一言で言うと、ミクさんをしっかり観れるのだ。

「何を基本的なことを」と思われるかもしれないが、

実は「2015」ではこれができていなかったのだ。

初の武道館コンサートということでスタッフが舞い上がったのか、

ミクさんより、会場全体をカメラで収めようという意図が出でしまい、

「武道館ライブ」鑑賞はできても「ミクさん」鑑賞ができない作品になっていたのだ。

具体的に言うと、ロングショットを多用し、目まぐるしくカットが変わり、

なぜか振り付けのいいところでバンドのアップとかになる。

ゆっくりとミクを愛でることができなかったのだが、

「2016」ではこの点が完璧に修正されている。

十二分にミクさんの歌と踊りを堪能できる1枚だ。

 

あと「実存感」が素晴らしい。

中2の娘と一緒に鑑賞したが「そこに〝いる〟としか思えない」との意見で一致した。

この実存感は、昨年からプロジェクターの数を増やしていることから

可能になったものだと思われる。

ただし「2015」は、編集のまずさから、それが生きなかった。

今もフアンの評価が高いブルーレイ「2013」は、

曲目やカメラワークなど、ブログ主にとっても満足できる一品だったが、

光学的な演出が多用され、そのためにミクさんがかすれてしまうことが残念だった。

「2016」でも光学的な演出がバンバンなされている。

でも、ミクさんは超クッキリ。

「これは映像なんだ」と改めて意識しないと、「そこにいる」としか思えない。

正直に言うと、やや解像度が荒くなったり、ロングショットでボケてしまうところもあるのだが、もはや「誤差」程度と言えよう。

初音ミクのブルーレイとしては、一つの到達点にたどり着いた作品となった。

 

さて、タイトルで「2016」は「欠点のない」と書いた。

裏を返せば、「欠点」はないが、「改良の余地」は、まだある。

演出上の「物足りなさ」は、少し感じた。

昔の「ミクパ」や「感謝祭」の頃の方が、例えば曲から曲へと繋ぐ間の演出で、

色々工夫が凝らされていた。こういったものが、あまり見られない。

また、セットも、ソロで歌う際には、やや「ポツン」とした感じがある。

この辺り、なんとかもう少し賑やかにできる余地はあるはずだ。

 

とは言え、これらは「プラスアルファ」の加点部分である。

基本点は、「2016」で、ほぼ満点が取れたと言っていいだろう。

 

この基本を維持しつつ、「2017」以降の「加点」を期待したい。